リフォームの目的 工房便り

目的のはっきりとしていないリフォーム工事は、設計提案、施工共大変です。
本当に施工する必要があるものなのか、悩むことがあります。
以前、一部屋増築をしてほしいとい依頼がありました。
お客様に「なぜ一部屋必要なのですか?」とお聞きしても、はっきりとした理由を聞くことができませんでした。
一部屋増築した図面と概算の見積もりを、お持ちして打ち合わせをしました。
そのときも、なぜ工事を考えたかをお聞きしましたが、やはり答えてもらえませんでした。
自分自身もあまり納得のいくものではないままの、何の提案もできていない、単に一部屋増えたけの単純な図面でした。
まだリフォーム工事を手がけてまもないころのことで、早く契約をしたいという思いが優先していました。
まだサラリーマン時代のことです。
結局お客様との契約はできませんでした。
リフォームの仕事を始めたころは、新築の経験では予想も出来ないことが多くあることにも、気が付いていなかったと思います。
そして自分(会社)のための仕事をしていたのだったかもしれないと思っています。
例えば
一部屋ほしい → 子供部屋をつくりたい。書斎にしたい。
流し台を変えたい → 天板の高さが低い。IHにしたい。古くなった。
窓を変えたい → 断熱性能のいいものにしたい。
など、具体的にやりたいことをはっきりと持っていらしゃる方もあります。
また
冬は寒い。夏は暑い。
片づけうまくいかない。
家の中のにおいが気になる。
子供が帰ってくるので、狭い。
親と同居することになった。
など、困っていることがはっきりとしていること。
設計者、施工者は、お客様との会話の中から、問題の解決をしなくてはいけないカ所を見つけ出し、優先順位を付けていくことが大切であると思っています。
リフォームを考えている方は、
・日ごろから気になったこと
・不便と感じること
・以前とは動きが悪くなったこと
・こんな風にしたなと思う写真、カラログ
・家事でいやになっていること
などを、ノートに残しておくことをお勧めします。
自分がやりたと思う工事についての記録などを基に、打ち合わせを進めることが大切です。
目的がはっきりとしないまま工事にかかると、思いつきで仕事を変更や、追加変更工事が増えたりし、工事代金、工事期間が大幅にくるってしまいます。
お客様も施工者にとってもいいことは一つもありません。

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